HTC事業部 中期経営計画(5年)

HTC事業部は、以下の2事業を中期経営計画の3本柱とします。

・ランチェスター戦略に則った佐世保市そして長崎県を中心とした直営店&フランチャイズ(FC)展開
・ベーグルの製造販売強化

 

佐世保市そして長崎県を中心とした直営店&FC展開

ランチェスター戦略は弱者の戦略です。佐世保市の特徴は、大手チェーン店の市内進出を期待する一方、地元愛も深く、地域に根差した店舗に愛着を寄せる傾向もあります。

ランチェスター戦略では、日本一や県内一を目指すものではなく、特定の地域や世代、または客層など、「できるだけ小さい市場」にターゲットを絞り、その中でダントツのナンバーワン(2位に大差をつけて市場の26%以上を獲得すること)になることで経営を安定させ、また別の小さい市場を選んで、ナンバーワンになることを繰り返しながら会社を大きくしていく戦略で、世の中の95%の弱者企業にとっては非常に勝率が高いと言われています。よってまずはHTCのお膝元、佐世保市がその市場になります。

スターバックスやタリーズコーヒーなどはHTCのライバルではありません(なり得ません)。HTCは全く別の次元で地域の皆様から愛される店舗展開を進めていきます。

また、創業者のジル・パターソンは、KFCのカーネル・サンダースのように、今後もHTCのアイコンとして存在し、彼女の創業当時の思いやコンセプトを守り続けていきます

 

年度
中期経営計画〇年目
中期経営計画
2024年度 5年目・FC加盟店4店開店(FC計8店)
2023年度 4年目・FC加盟店2店開店(FC計4店)
・佐世保市内に直営店開店(直営計3店)
2022年度 3年目・FC加盟店1店開店(FC計2店)
2021年度 2年目・HTCラクロス店(直営店)開店(直営計2店)
・全国のコーヒーショップ・カフェにベーグルの卸を開始
・FC加盟店募集を本格始動
・ゴーストレストラン営業検討
年度
中期経営計画〇年目
常勤スタッフ要員計画
(橋口・田島を除く)
売上高
2024年度 5年目N/A3,800万円
2023年度 4年目1名 (常勤計6名)3,000万円
2022年度 3年目1名 (常勤計5名)2,000万円
2021年度 2年目1名 (常勤計4名)
特定技能の在留資格をもつ外国人雇用を検討
1,800万円

 

HTC事業部 単年度経営計画(1年)

2020年度はHTC飛躍の年!

2011年の開店以来、HTCは1店舗だけのローカルコーヒーショップでした。しかし、8年間の店舗経営によって得た知恵と経験を生かし、2020年度から直営店とFC加盟店による多店舗展開と通信販売を本格始動します。その上で今年度はその下準備のために大変な年(大きく変わる年)となります。変化を楽しみながら共に頑張りましょう。

 

2020年度単年度経営計画
2020年 6月・一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会入会
2020年 9月テイクアウトアプリmenuを導入
 スマホでの注文・決済をスタート
・常勤1名雇用(常勤計3名)
2020年 10月ベーグル工場新設
 ふるさと納税再開
・LINEショップカード導入
・FC本部マニュアル完成
・バリスタ認定制度スタート
2020年 11月ベーグルの佐世保市内スーパー販売開始
ベーグルのネット通販開始
・FC第1号開店に向け研修開始
2020年 12月FC第1号店が西海市に開店予定
2021年 1月第1回フランチャイズビジネスEXPO出店(検討)

フランチャイズチェーン展開

2020年12月予定のFC第1号店(西海市)を皮切りに、HTCはフランチャイズチェーンの展開を開始します。当チェーンは、独立した店舗経営ではなく、異業種内の敷地に出店するコラボレーションショップとして、コア事業に寄り添ったミニマムなコーヒーショップの運営で安定した経営をしながら、コア事業の付加価値を上げるノウハウを提供します。よって、フランチャイズチェーン加盟店は、既にコア事業を持っている企業・個人事業主が対象となります。

「フランシャイズ・ショー 2020秋」の視察を予定
2020年9月29日~30日、 東京・池袋サンシャインシティで開催される「フランシャイズ・ショー 2020秋」を視察し、2021年度の同イベントで出店するべきかの可能性を探ります。

 

コア事業とのコラボレーション事業

 

コラボレーション事業着想のヒントは、2001年頃、当時東京在住であったHTC共同創業者の橋口久(現・代表取締役社長)が、JR新宿西口駅前にあるビル、新宿エルタワーの1階に入った新生銀行とスターバックスコーヒーのコラボ店を発見したことがきっかけでした。以来、故郷である佐世保に帰省する度に、1人で保険代理店(橋口保険事務所、現在のプライアント)を経営していた橋口美佐子(現・取締役会長)に、「佐世保玉屋からアルバカーキー橋へと続く道沿いに、保険事務所とコーヒーショップをコラボレーションした店舗を出したら」と話すようになりました。その後2006年に橋口はUターン。そして、着想から約10年後の2011年、来店型保険ショップのコラボレーション店としてHAPPY TRAILS COFFEEをジル・パターソンと共に創業します。コア事業に寄り添ったミニマムなコーヒーショップの経営ノウハウを積み重ね、コア事業である保険事務所の付加価値アップに貢献。それがフランチャイズシステムへと継承されます。

 

FC加盟店第1号

 

第1号は西海市の有限会社山﨑マーク様です。山﨑マーク様は西海市の古民家を西海市の地域興しの拠点となる場所として再生し、観光案内所や民泊の受け入れ窓口などとして活用、そこにHTCもFC加盟店として入り、地域興しに一役買う計画です。

有限会社山﨑マーク様・FC第1号店施設イメージ

 

日本フランチャイズチェーン協会

 

2020年6月に一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会に入会。フランチャイズチェーンの仕組みを学んでいます。

 

withコロナにおけるHTCのビジネスモデル

HTCビジネスモデルの強み

 

HTCのビジネスモデル、そしてこれから展開するFCのビジネスモデルは、「コア事業に寄り添ったブースター的なコーヒーショップ」の運営です。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために丸1ヶ月休業し、売上も激減しました。もし当社がHTC、つまり飲食業をコア事業としていたら、その経営被害は甚大になったことでしょう。しかし、コア事業に寄り添ったブースター的な役割であったため、その被害は最小限で収まりました。これがHTCのビジネスモデルの強みです。FC展開では、加盟店のコア事業に付加価値をつけるべく、HTCモデルを広めていきます。

直営店であるラクロス店は独立した店舗ですが、オフィスビルの中にあることから、オフィスビル専用のコーヒーショップとして位置づけられ、一般的な路面店で集客するよりも顧客獲得に有利な立場にあります。しかし、ラクロスビルにテナントとして入る企業の多くがテレワークを実施すれば、オフィスビル内に人がいなくなってしまうことは簡単に想定されます。そこで、コロナ禍において左右される店舗型経営の売上をカバーするためにベーグルの販売網拡大を計画しています。

 

注文・支払いの簡素化

 

 

コロナ禍における日野本店の非接触・非対面の店舗オペレーションへの取組みと、ラクロスビルにおける狭小店舗での大量注文対策として、テイクアウトアプリmenuを導入します。スマホアプリのmenuはテイクアウト のみならず、イートインのお客様でも事前注文、事前決済ができるシステムです。

 

ベーグル製造所の設立と販路拡大

 

今年度はベーグル(ミニ)製造所を日野町の本社敷地内に設立し、以下を再開および開始します。

・佐世保市ふるさと納税返礼品販売の再開
佐世保市内のスーパーや道の駅などでの販売
・ネット販売(楽天または自社サイト)

また、今後、佐世保市内においてベーグルサンドイッチのゴースト・レストランを検討する際もベーグル製造所があることは、休業要請があった場合でも営業でき、雇用を守ることができます。

 

組織図

2020年7月1日現在