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10年ビジョン(2016年策定・5年目)
「世界に気づきを与える企業」
プライアントは、10年ビジョンとして、自己と企業の柔靭成⾧で「世界に気づきを与える企業」へと成長することを掲げます。佐世保の中小企業にとっても「世界」は大袈裟な表現ではありません。これまでは中央依存型の経済構造が定番であり、「地産地消」の地方完結型が理想とされていました。しかし、これからの事業は、例え地域に根差したビジネスをしていても、その先に世界が繋がっていない限り、世の中に事業を通した奉仕はできません。私たちは理念経営を通して「新しい気づき・一歩先行く価値観」を提供することで、世界の人々の幸せに貢献することを目指します。(2016年経営指針書より・一部加筆)
10年ビジョンとは
経営指針の「ビジョン」の定義は、「経営理念を追及していく過程における自社の理想的な未来(ありたい姿)を具体的に書きあらわしたもの」です。ビジョンの意味は、一般的には、「未来像」「夢」「使命が実現した姿」の意味として使われます。人間には、将来を展望し理想をもって、その実現のために工夫をすることができる能力があります。経営理念に基づいて「こうありたい」という姿、自分たちの将来ありたい姿を魅力的な目標像として構想し鮮明に描くことで、目指すべき長期の基本的な方向性や、やるべきことが自ずと明瞭になり、意欲は高まり、組織は共同体として自律的に動き始めることができます。
では、なぜ10年なのでしょうか。10年という期間は、単年度計画や中期経営計画で設定される3年から5年の期間とは異なる次元の期間です。中期経営計画の3年から5年の計画を考えようとすると、現状の積み上げをする発想に至りがちですが、10年から逆算した中期経営計画、そして単年度経営計画は、夢を叶えるための現実的な計画となり、中期経営計画と単年度経営計画の中身が大きく変わってきます。だからこそ、まず10年先のビジョンからたて始めるのです。
10年で世界は激変する・変わる世界に受け身になるな
過去を振り返ってみましょう。10年ひと昔と言いますが、この直近の10年でも、私たちの身の回りでは「パラダイムシフト(ある時代の支配的な概念が転換すること)」と表現できる事象が散見されます。
例えば、「市場の国際化」「配送の短時間化」などの経営環境も大きく変わり、消費者の商品やサービスに対する価値観も大きく変化しています。「固定電話での連絡が携帯電話に」「FAXからメールに」「現金払いから電子マネーに」などと技術革新が大きく進んでいます。「当然のこと」とされていたことが、劇的に変化しており、そのスピードはますます加速されていくでしょう。
変わる世界に受け身になってはいけません。時代を変えるのは私たち人間です。よって、社員の皆さんも、新時代を築くポテンシャルは平等に持っているのです。
10年ビジョンは「おとな子供」になってつくる
市場の変化を予測しながら10年ビジョンをつくるわけですが、その際には必ず「夢を見ること」が大切です。大人として原理原則、自然の摂理に沿いながらも、「できるわけがない」「そんなの非現実的だ」と笑われるくらいに子供っぽい夢でなければなりません。
鳥になりたいと夢見たライト兄弟は飛行機を製造しました。手の中にコンピューターを持つ夢を見たスティーブ・ジョブズは、アイフォンを開発しました。おとな子供が未来をつくります。
「個の時代」における10年ビジョン
現在の「個の時代」においては、会社が社員の皆さんを牽引する時代は終焉を迎え、社員の皆さんが会社を牽引する時代へと変わりました。よって、個人目標でも10年ビジョンやそれを実現するためのパーソナル理念の策定をお願いしました。会社の成長は皆さんの「10年ビジョン」、そしてそれに向かっての「熱狂」にもかかっています。期待しています。
10年ビジョンの実現に向けたこれまでの実践(2016年ー2019年)
・宜安(北京)保険経紀有限公司との中国における保険業務提携(2019年3月提携終了)
・宜安(北京)保険経紀有限公司の日本現地法人(A-ONE保険センター)経営支援(2019年3月終了)
・首都圏を中心に不動産を所有する外国人を対象とした火災保険代理業開始(東京支店)
・日本の中小企業を対象とした中国ビジネス支援事業開始(国際事業部)
・外国人雇用(並びに経済産業省や大学主催の講演会での事例報告)
・中国・大連外国語大学日本語学科学生に対しての特別授業