2010年度ー2013年度

永田大介(現・保険事業部保険コンサルタント課)入社
中途入社。研修生から独立して個人事業主として保険代理業の経験がある社員ばかりの中、保険業界未経験で入社した保険営業パーソンは永田が当社第1号であった。また入社後も保険会社の研修生にはならず、プロパー社員として営業経験を積んだ。
第1回経営計画発表会をホテルサンルート佐世保(現・サンウエストホテル佐世保)で開催
記念すべき最初の経営計画発表会(現・経営指針発表会)を開催。この時の来賓は保険会社関係者のみ7名をお招きしたささやかなものであった。
第49回電話対応コンクール(主催:公益財団法人 日本電信電話ユーザ協会)に出場
お客様対応向上を目指して初めてコンクールに出場。一次審査に6名が通過した。当時は営業社員それぞれが独自の営業スタイルを取っており、接遇マナーも統一されていなかった。自社のことを会社と呼ばず、パートナーである保険会社のことを会社と呼ぶ商慣習も残っていた。当社は個の束の代理店から保険代理業を営む一中小企業に成長することを目指して様々施策を実施。その中の1つが電話対応コンクールであった。お客様からの電話もほぼ100%営業社員の携帯電話にかかってくる時代であり、お客様に社名と共に会社代表電話をアピールし始めた時期でもあった。
第2回経営計画発表会を九十九島観光ホテル(現・フラッグス)で開催
2年目となる経営計画発表会(現・経営指針発表会)を開催。この年の来賓も保険会社関係者8名のみだった。外部の方もお招きするようになったのは3年目からであった。
来店型ほけんショッププライアント開店
新社屋1階に来店型ほけんショップを設置。当時の佐世保には保険ショップへの来店文化がなく、路面店としての来店型ショップは当社が市内第1号だった(佐世保市では「ほけん工房」社が来店型として早くから営業開始していたが、当時ほけん工房社は雑居ビルの6・7階に入っていた)。写真は営業開始当時の宣材写真。現在のホワイトボードもまだなく、コーヒーショップもまだ開店していなっかため、給湯室にあったカップ&ソーサーを使っている。男性のモデルは当時ひまわり生命の代理店担当者であった吉村氏。
HAPPY TRAILS COFFEE開店
ほけんショップに併設するかたちでコーヒーショップ「HAPPY TRAILS COFFEE」が開店。プライアントが経営することを希望していたが、当時保険代理店は副業を禁止されており、やむなく創業者のジル・パターソン(橋口久の元配偶者)を個人事業主として開店した。当時ほけんショップに対する認知度が低く、既存顧客の来店を促す導線づくりのため、母国でコーヒーショップ経営の経験があったジル・パターソンに開店の協力を依頼した。また、地域において「保険屋さんがやっているコーヒーショップ」とは認知してほしくなかったため、独立したスタイルで運営を始めた。2014年、当時の損保ジャパン長崎支店長青木氏(現・損保ジャパン常務取締役)より「これだけ保険と親和性があるのであれば経営を一緒にしても構わない」と助言をいただき、2015年4月にプライアントが買収した。橋口と離婚した今も、HAPPY TRAILS COFFEEは創業者パターソン・ジルの思いと経営方針を固く守り営業を続けている。
橋口久が損保ジャパン久留米支店で講演
損保ジャパン久留米支店から依頼を受け、損保ジャパン専属代理店組織(J-SA)久留米支部会員と久留米代協会員に対し、保険代理店の事業承継について橋口久が講演した。
藤田起直(現・総務部総務課)入社
2011年11月に実施した3週間の職場体験実習を経て、当社における高校新卒採用第1号として入社。総務部に配属される。当初はトライアル雇用制度を活用。就労経験を積みながら最終的にフルタイム雇用となった。
会社案内を作成
これまでは自社のプリンターで作成していたA4のチラシのような会社案内だったが、この年からきちんとした会社案内を広告のアクセス社に依頼。以降、コンテンツやデザインを修正しながら毎年作成している。
第3回経営計画発表会をグランドベルズ佐世保で開催
グランドベルズ佐世保にて第3回目となる経営計画発表会を開催。この年から長崎県中小企業家同友会佐世保支部の会員である地域の中小企業経営者の皆様を来賓としてお招きするようになった。開催前月の5月に顧問社労士の協力を元に就業規則を改定したこともあり、発表会では顧問社労士によるセミナーも開催した。
橋口久と藤田起直が長崎県立虹の原特別支援学校で講演
長崎県立虹の原特別支援学校で開催された「平成24年度就労ガイダンスセミナー」にて、橋口久と藤田起直が講演。「就労ガイダンスセミナー」は、高等部2年生を対象とし毎年開催されているもの。虹の原特別支援学校卒業生が就職している一般企業の雇用側と卒業生の話を聞いて、これから就職に向けてギアを上げていく彼らの就職意識を高め、就労する上で必要な力や心構え、雇用状況を具体的に知るということが、セミナーの主旨。藤田は虹の原特別支援学校を卒業した先輩として、橋口は雇用企業側として約1時間、高等部2年生とその保護者の前で実例を話した。
来店型ほけんショップでTポイントカードを導入
来店型ほけんショップへの来店誘導ツールとしてTポイントカードを導入。来店ポイントとしてTポイントが貯まる仕組みを構築した。2017年にISO9001のグループ認証を取得した際、グループ認証のルールに抵触するとのことでTポイントカードは2017年3月に廃止となった。
「障がい者雇用フェスタ」に橋口久がパネリストとして登壇
佐世保市体育文化館コミュニティセンターにおいて、「障がい者雇用フェスタ(主催:長崎県・佐世保市・障がい者雇用フェスタ実行委員会)」が開催。テーマは「障がい者が会社を変える 障がい者は会社の大きな戦力!」その中の企業セミナーのパネリストとして橋口久が登壇した。
組織編制(営業部を保険コンサルタント部へ・国際事業部を新設)
保険は単なる物売りの営業ではなくコンサルタント営業であるという新しい方針のもと、営業部を保険コンサルタント部改編。当時「コンサルタント」の概念を持ち組織編制をしている保険代理店はまだごくわずかだった。また、4月から韓国人留学生を新卒採用する予定であったことと、中国での保険事業を本格的に開始するために国際事業部を新設した。
第4回経営計画発表会を九十九島観光ホテルで開催
九十九島観光ホテルにて第4回目となる経営計画発表会を開催。保険会社関係者12名、地域の中小企業経営者の皆様11名、合計23名を来賓としてお招きし、最後の懇親会を含めた3部構成で開催した。この年から懇親会場での総務部藤田起直の詩吟披露が恒例となった。
損保ジャパン次世代WGグループメンバーに橋口久が選出
全国の損保ジャパンと日本興亜損保の専属代理店の若手経営者が次世代の保険代理店を考える部会「次世代ワーキンググループ」に橋口久が選出。当時の2社の専属代理店約3千社の中から10社、10人の若手経営者選ばれた。
中国の保険ブローカー宜安保険経紀との協業で大連支部を設立
中国の保険ブローカー宜安(北京)保険経紀有限公司と協業で宜安(北京)保険経紀有限公司大連支部を設立した。当時大連で保険事業をしたかった当社と大連に拠点を持っていなかった宜安社の希望が一致し、支部内のマネジメントは全て当社が行うことで営業を開始した。顧客は大連を中心とした日系企業だった。2019年度末に提携解消して中国保険事業から撤退するまで7年間保険ブローカー業に携わる経験は、当社の保険事業に対する方向性に大きな影響を与えた。日本の保険代理店は、まず保険商品ありきで、損保と生保を分ける傾向が強かった。一方で保険ブローカーは、まずは顧客のリスクありき、リスクに沿って商品をあてがっていくため、その商品が損保か生保か問う必要がない。保険コンサルタント営業では保険ブローカーの手法があるべき姿である。