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経営指針は会社と社員の羅針盤
成り行き任せのその日暮らしではダメ!
会社がより善く成長していくためには、
①経営理念
②10年ビジョン
③事業部ミッション
④経営方針
⑤経営計画
の5つが必要です。この5つを総称して「経営指針」と呼びます。会社と社員が1つになって目指す場所への羅針盤となるものです。
①経営理念
経営理念とは、企業の目的・目指す姿であり、経営にあたっての価値判断の基準となる根本的な考え方を明示するものです。
2016年6月、当社は経営理念を「柔靭成長企業」と刷新しました。この経営理念は、会社としての柔靭成長、そして会社を構成する各社員の柔靭成長を企業の目的・目指す姿としています。柔靭成長とは、社名のプライアントである芯のあるしなやかさを意味しますが、柔靭成長の根幹にあるのは、人間力の醸成です。
かつて日本経営品質賞審査員でもあった、株式会社脳力開発センター代表取締役の田中典生氏は、人間力について次のように語っています。

田中典生氏
組織の習慣=「社風」とは、個々の習慣の集まりです。なので、個々の人間形成をして、「人間力」を上げていかなければ企業風土は変われません。人間力とは3つのポイントで考えましょう。
人間力=主体性×進歩性×協調性
主体性:やる気をもって仕事に取り組む。前向きな思いで遂行する。
進歩性:その仕事に必要な能力を身につける。学びを活かして新しいことを行う。
協調性:一緒に仕事をしたいと思える人柄になる。
②10年ビジョン
ビジョンとは、経営理念を追及していく過程における自社の理想的な未来像(ありたい姿)を具体的に書きあらわしたものです。当社では、10年ビジョンを策定しています。
2013年6月、当社は10年という時限を設けないビジョン「自分の子供を入社させたい会社にする」を策定しましたが、2016年6月、10年ビジョンとして「世界に気づきを与える企業」と新たに策定しました。
③事業部ミッション
各事業部のミッションは、各事業部のミニ理念と呼んでいいでしょう。各事業部の目的・目指す姿であり、事業部経営にあたっての価値判断の基準となる根本的な考え方を明示するものです。
・保険事業部
「安心をシンプルに 安心を活力に」
・HTC事業部
“We aim to create an American style coffee shop where customers can enjoy good food and drink in a relaxed, comfortable and at-home atmosphere. ”
(私たちは、リラックスでき、快適でアットホームな雰囲気の中、お客様が美味しいフードとドリンクを楽しめるアメリカンスタイルのコーヒーショップを創造します。)
・国際事業部
「知行合一 伴君普来安」
・総務部
「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」
④経営方針
経営方針とは、10年ビジョンの実現を目指して中期(3~5年)の目標を示し、それに到達するための道筋を示したものです。毎年策定します。
⑤経営計画
経営計画とは、設定された経営基本方針に基づき、それを達成するための手段、方策、手順(いつ、誰が、どのように)を具体的に策定するものです。毎年策定します。